2007年9月15日土曜日

ふたり


子猫たちも、はや生後4ヶ月になり、見た目には成猫の雰囲気もでてきた。
隊長はますます上品にかわいらしく成長し、クロちゃんはますますワイルドでエキセントリックに成長した。
ぜんぜん違う性格のふたり。
同じように育てているのに、この違い。

隊長は女扱いがうまい。
遊んでほしいときは、「にゃ~ん♪」と言って近寄ってきて、ソフトに手をかける。
クロちゃんは、無言でわたしの足元をぐるぐるまわっているだけ。
または、柱の影とかゴミ箱の中で待ち伏せしていて急に足にむしゃぶりついてきたりする。

昨日はふたりにチョロQを買ってきてあげた。
ぜんまいで走るミニカー。
案の上ふたりは飛びついてきたけど、早速クロちゃんが口にくわえて唸りだした。
クロちゃんは気に入ったものをすぐに独り占めしたがる。
そのまま移動してへーベルハウス(ダンボールで自作)の中へ・・・。
ウーウー唸りながらハウスの中で一人遊ぶクロちゃん。
外で呆然としている隊長。
しばらくすると、クロちゃんがチョロQを持って出てきて、隊長の前を横切って部屋の隅へ行った。
なんという性格の悪さ!わざわざ見せびらかしているのだ。
こういうことがしょっちゅう起こる。
隊長はほとんどそういうことはなかったけれど、今まで一度だけ、死に物狂いで守りきったおもちゃがある。
それは醤油やみりんのペットボトルについている「プルタブ」だ。
なんでそんなものを・・・orz

隊長をなでたりしていると、かならずクロちゃんがやってきて、私と隊長のあいだに入る。
「オレもいますよ」
抱っこしていると足にかじりつく。
「オレもやる」
チラシを見ていると、乗ってきてビリビリに破く。
「オレを見ろ」
とにかくオレオレな奴だと思う。

逆にクロちゃんを撫でたりしているときには、隊長が、じとーっとした目で見ている。
屈託なくやってきたりはしない。優等生のプライドなのだろうか。
それはそれでちょっとこわい(笑)

隊長はソフトで甘え方がうまくて、ほんとにかわいらしいネコだけど、クロちゃんは甘え方もなかなかハードだ。
人が寝転んでいるところにやってきて、まず何度か頭突きをする。
そのあとお尻を向けて、くぼんだところを見つけて自分も寝そべる。
と思ったらすぐに起きてきて、また頭突きからやり直す。
そういったことを10回くらい繰り返して、最後は正面に来て人の目をじいっと見ながら満足そうに横たわる。「おまえ、オレのことが好きやろ?な!そやろ!わかってんねん」
そしてしばらくすると隊長が寝ているところに行って、ベロベロ舐めまわす。
「オレ様は気分がいいからおまえにもやさしくしてやるぞー、ふははは!」って感じだ。

自己中でビビリなクロちゃん。穏やかだけどいざというときは勇敢な隊長。
おかしなコンビだけどとても仲の良いふたりです。

0 件のコメント: