2009年5月10日日曜日

音楽


昨日、今日と、那須室内合奏団と天満敦子さんのコンサートの手伝いなどで、那須にいってきた。
前日のリハーサル中、ホールで自分の楽器を弾いていただき、その音の響き方、伝わり方、音色等がわかり、また、コンサートマスターの所有する名器との比較もでき、大変勉強になった。まだまだ先は長いな、と、あらためて思ったり。楽器はほんとに奥が深い。

今日の本番で、はじめて天満さんの演奏を聞いた。
パワフルで、スケールが大きく、またその音楽性をストラディヴァリがさらに高めている感じで、感激しきりだった。まるで音が、ホールの天井から降り注いでくるようだった。
室内合奏団との競演も、楽しそうに弾かれる天満さんに引っ張られ、前日の練習の時よりもずっとずっと素晴らしいものになっていたのが印象的だった。

また、おまけコンサートと題された子供達との演奏も素晴らしい企画だった。

一緒に弾けたという経験が、いつかきっと財産になる 

そう主催の先生が語っておられたが、まさしくその通りだと思ったし、そういう中から、将来の名演奏家も、あるいは音楽を心から愛する弾き手も育っていくのだろうと思う。


人の心を動かす。心の奥底に響く。音楽というものの力を思い知る。
そして、楽器を作るという事で、その音楽に関われる事を幸せに思う。