2010年8月11日水曜日

発表会


ブログを更新せねば・・・と思いつつ、気がつけばもうお盆である。
そして、お盆が終われば、初めてのバイオリンの発表会が待っている。

昨年のお正月から始めて、だいたい月に一回ほどレッスンに通い、ただいまスズキの2巻の「妖精の踊り」までをすべて練習中だ。
発表会にはヘンデルのブーレを弾くことになっているが
当日のことを想像すると、なんとなく自分が断頭台に向かって、ゆっくりと進んでいるような気分になる。

先日は、お客さんのお宅にお邪魔した折に、このブーレをグランドピアノで伴奏してもらい、娘さんにも第2バイオリンをつけてもらって一緒に弾いたのだが、なんとアガってしまった!
しかも観客がうちの夫だけ、という中でである。
まず、ピアノと音程が全く合ってないことに動揺し、スラーはめちゃくちゃ、ボーイングもめちゃくちゃ。
普段ならば暗譜でも弾けるはずなのに、目の前にある譜面が見えてても読めない。

結局、毎日楽器に触っているという自己満足だけで、なんにも身についてないんだなぁ・・・と反省した。
発表会まであと10日ほどだが、少しでもよくなるようにしたいと思う。
まして、自分たちで作った楽器を携えて出るのだから、「音が悪いね」と思われることだけはなんとしてでも避けたい!
矛盾しているようだが「ヘタな人が弾いてもいい音がするね」くらいに思われるようでないとなぁ・・・。

写真は8分の1サイズの弓で、レッスンに行ったときにたいていこの弓の持ち主である女の子たちに会う。
2人はいつも仲良しで、同じように上手い。
小さなバイオリンで正確に、きれいに音を出して、指も早く動いて、難しい曲が弾けて・・・
先生が「ここは、こう弾くといいよ」と言われたこともすぐにできてしまう。
うらやましいことこの上ないが、この2人の子たちに限らず、小さい子たちはみんな上手に弾く。

自分がレッスンのときは、夫に、先生からの指導を書きとめてもらったり、動画を撮ってもらったりしているのだが、その最中、ふいに先生が

「今、だんな様が父兄の顔になっておられましたよ・・・」と。

私が言われたとおりにできないのを横で見ていて、そうなっていたらしい。
確かに、あとで家に帰ってから動画を見直したりすると我ながら

「おまえ~~!!」と言いたくなる部分がてんこもりである。

でも先生はそんな私の演奏でも「はい、いいですよ」と言って的確なアドバイスをくださるので、練習するのはとても楽しい。
ジグソーパズルをちょっとずつやっているような感じだ。
今のところ全体像は全く見えないけど、次第になにか見えてくるのかな~と思ったりする。
これはレイトスターターならではの楽しみかもしれない。

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