2009年9月20日日曜日

ミュートバイオリン


工場製のミュートバイオリン。
弾くと「ニーニー」という感じの音が出る。
ちゃんと魂柱も立っているし、バスバーもついている。
表板、裏板も普通のバイオリンと同じ材木が使われている。
くり抜いてしまうのだから、杢なんかは無くてもいいと思うのだが
ごく稀に材料不足からか、クオリティの高いものが使われていることがあるのだそうな・・・。

2009年8月28日金曜日

読書


友人に、村上春樹の1Q84を貰った。

「面白いの?」と聞いたら、「いや、読んだ事ない。でも面白いって噂だし」という答え。なんだそら。

そもそも村上春樹の小説は読んだ事がなく、こんな事でもなければ、下手をすると生涯読まなかったかもしれないくらい、変に遠い存在だった。有名すぎて避けてた感もないではない。

若い頃、この友人にいろいろな本や作家を教えてもらった。彼の勧めるものはどれも面白かったし、幼稚な狭い世界と価値観の中にしかいなかった自分にとっては、一冊読むごとに、地図の見えなかった部分が広がっていくように思えた。読書の楽しさは、彼から教わったようなものだ。

しかし、時が経つにつれ、だんだんと本から離れてしまった。

本からというよりも、読書というものからかもしれない。

仕事に関する本ではなくて、純粋に読書をした。

何かを得ようとして本を読むのではなくて、本を読む行為をしたいという欲求を、いつのまにか失っていたように思う。

久しぶりの読書は楽しい。

まだ途中だけれど、読み出したら止まらなくて、先が気になって仕方ない。そういう気持ちがまだ湧いてくる事が、少しだけ嬉しかった。

しかし、彼がくれたのはBook1のほうだけ。これはつまり、Book2を買って、読み終わったら両方貸してくれ、という意味なのだろうか?・・・それ以外ないか。

もう少し待っててくれ。いま、凄くイイとこだから。

2009年8月6日木曜日

生パンダ

久しぶりに、うちの猫と兄弟の子「みゃお」が合宿にやってきた。
約6日間。

今回はみんな大人になっているので、どうなるかと思っていた。

あの子供っぽかったクロちゃんも、最近では、ささいなことで隊長に因縁をつけるまでに成長していたので、みゃおにも理由無きパンチを食らわしたりするのではないかと心配していたのだ。
しかし、相手は大物マフィアなので、チンピラには歯が立たないらしく、波風も全く立たなかった。
クロは普段、隊長が自分の後ろを通っただけでも「ウギャギャギャギャ」といってパンチを繰り出す。
でも寂しがりなので、しょっちゅう大声で「遊ぼう!遊ぼう!」と、隊長を呼んでは無視されている。
クロの声を聞いているときの隊長の顔はまさに「またあのバカが」。

今日はこの合宿最大の目玉「生パンダショー」が見られた。
兄弟のなかで唯一パンダ座りができるみゃおさん。
足を大きく広げ、立派なシッポを両手でかかえてお手入れする。
私は写メをいっぱい撮って、自分用の動画も撮らせてもらった。

合宿はあと2日ある。
何かまた面白いことが起きないだろうか。。。

2009年7月29日水曜日

これは・・・


仕事で千葉まで。
帰りの京成線で、ふと目についた。

京成パンダ


なんつうか、この目と唇はどうにかならないものか。
鉄拳にしか見えない。

2009年7月21日火曜日

お疲れさん


7月17、18日に、大阪の中央公会堂にて行われた展示会が終了した。
第1回という事、そしてこういった催しには初参加という事で、はたしてどれくらいのお客さんが来てくれるのか、どんな感想が聞けるのか、期待と不安でいっぱいのまま当日を迎えた。
ふたを開けてみれば、予想以上に大勢の方にご来場いただき、また、試奏もしていただいた。
もともと基本的には関西で活躍する製作者が中心という事もあり、地元の製作者の方の知り合いやお客さんが多く、かなりアウェイな感じもあったが、興味を持って手に取って弾いてくださる方も多く、とても嬉しかった。
時間がある時は、他の製作者の方の楽器も弾かせていただいたり、技術的な事などで情報交換ができたりと、多くの刺激を得られる場となった。ありがたい事だと思う。来年も是非また参加したい。
参加された製作者の方々、お世話になりました。そしてお疲れ様でした。
また、会場にいらしてくださり、試奏してくださった方々、ありがとうございました。


家に戻りケースから楽器を取り出すと、一番長く試奏されていたヴァイオリンのD線が切れていた。
2日間、立ちっぱなしで相当疲れたと思っていたが、楽器も同じくらい疲れてたのかもしれない。
試奏中に切れないように、きっと頑張ってくれていたのだろう。
お疲れさん と声をかけて、ケースに仕舞い、蓋を閉じた。

2009年7月13日月曜日

お休みのお知らせ


間に合うかどうか微妙だった分数ヴァイオリンもどうにか(無理矢理)形にして、とにかく弾いても大丈夫な状態にできそうだ。 大阪のあの気温で、ニスがどうなるんだろうとかなり心配ではあるが。

そんなこんなで7月17日から23日まで、ばろりん屋はお休みをいただきます。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

繰り返す


先日テレビで、ある大物タレントが、「芸術家っていうのは、同じ事はしないんだよ。職人は同じ事をずっと繰り返すだけ」と語っていた。
自分の知っている職人で、同じ事をただ繰り返している人はいない。自分ももちろん同じ事はしない。同じように見えてはいても、いつも前回よりももっと上を目指して仕事をしている。

聞きかじった事やイメージで、知りもしない事をさも博識そうに語る傲慢な人間の言葉に、本質はない。
歳を取れば取るほど、知らないという事に対するある種の恐怖、ありもしないのに積み重ねてきたと感じている自分という存在に対するプライドが、くだらない見栄になって現れる。年々自分よりも若い人間が増え、彼等はあきらかに自分よりも経験も知識も少ないはずだと思い込んでいるのだから、その傾向はさらに加速する。怖い事だと思う。

なによりも、自分自身への戒めとして。